11歳の女児。骨格性の下顎前突があり、矯正治療の開始時期を決めるため、思春期の成…
11歳の女児。骨格性の下顎前突があり、矯正治療の開始時期を決めるため、思春期の成長のピークがいつごろ来るかを推定したい。この推定に用いる評価として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 体重を身長の2乗で割った値を、毎月計算する。体格の指数は栄養状態の評価に使い、成長の時期そのものを推定する指標ではありません。
- ⑵ 手のエックス線写真で、手根骨や指の骨の骨化の段階をみる。手根骨や指節骨の骨化の進み具合から骨年齢を求め、思春期の成長の時期を推定できます。
- ⑶ 乳歯列が完成した年齢を、母子健康手帳で確かめる。乳歯列の完成は3歳ごろの出来事で、思春期の成長の時期の推定には使えません。
- ⑷ 永久歯のエナメル質の厚さを、口腔内で測る。エナメル質は萌出後に厚さが変わらず、体の成長の段階を示す指標になりません。
- ⑸ 頭囲を測り、同じ年齢の標準の値と比べる。頭囲は神経型の成長を示し、乳幼児期に早く大きくなるため、思春期の成長の推定には向きません。
解説
手のエックス線写真で手根骨や指の骨の骨化の段階をみる方法が最も適切です。思春期の成長のピークの時期は個人差が大きく、暦の年齢では判断できません。手根骨や指節骨の骨化の進み具合から求めた骨年齢は、思春期の成長の段階をよく反映します。下顎の成長は身長の伸びと同じ時期にピークを迎えるため、骨格性の下顎前突では、骨年齢をもとに治療開始の時期を検討します。
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