顎の反射を調べるため、軽く口を開けた状態でオトガイ部を打腱器で下方へたたいたとこ…
顎の反射を調べるため、軽く口を開けた状態でオトガイ部を打腱器で下方へたたいたところ、閉口筋がすばやく収縮した。この反射について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 歯根膜の侵害受容器が刺激されることで起こる。侵害刺激で起こるのは閉口筋が抑えられる開口反射で、この反射とは異なります。
- ⑵ 反射の結果として、開口筋が強く収縮して口が開く。この反射で収縮するのは咬筋などの閉口筋で、口は閉じる方向に動きます。
- ⑶ 顔面神経を遠心路として、咬筋が収縮する。咬筋を支配するのは三叉神経の運動枝で、顔面神経は表情筋を支配します。
- ⑷ 閉口筋の筋紡錘が急に引き伸ばされることで起こる。下顎を下へたたくと閉口筋が伸ばされ、筋紡錘が興奮して同じ筋が収縮する伸張反射です。
- ⑸ 求心性の情報は、三叉神経中脳路核の神経細胞が伝える。閉口筋の筋紡錘からの情報は、細胞体が三叉神経中脳路核にある一次ニューロンが伝えます。
解説
閉口筋の筋紡錘が伸ばされて起こること、求心性の情報を三叉神経中脳路核の神経細胞が伝えることの2つが正しいです。この反射は下顎張反射と呼ばれる伸張反射です。オトガイ部を下へたたくと閉口筋が伸ばされ、筋紡錘の情報が中脳路核の細胞を経て三叉神経運動核に伝わり、閉口筋が収縮します。体の筋紡錘と異なり、一次ニューロンの細胞体が中枢の中にあるのが特徴です。
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