ソクマル看護師

4、5日前からA さんは倦怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。食欲が落…

次の文を読み97〜99 の問いに答えよ。A さん(71 歳、女性)は夫と10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。A さんは、3か月前に脳梗塞を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。A さんは老人性白内障があるがADL に支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。
4、5日前からA さんは倦怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。食欲が落ちてきて、1日の水分摂取量も減少した。トイレでの排尿が間に合わないことが多くなり、頻回に尿失禁するようになった。看護師がA さんの尿取りパッドの交換を介助すると尿臭が強く、色も茶褐色であった。A さんが「おしっこをするとお腹の下の方が痛い。体がだるい」と看護師に訴えたため、体温を測定すると37.5 ℃であった。看護師がA さんの状況を施設の医師に報告すると、抗菌薬を内服するように指示が出された。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

解説

正解は⑴です。Aさんは水分摂取量が減り、排尿時の下腹部痛、尿臭の強い茶褐色の尿、37.5℃の発熱があり、尿路感染症が考えられます。尿量を確保して細菌を洗い流すことが治療と再発予防の基本になるため、日中にこまめに飲水をすすめることが適切です。夜間の頻尿や失禁を避けるため、水分は日中に多くとるよう配慮します。下腹部のマッサージは痛みを強めるだけで効果がなく、全身状態が低下しているため抗菌薬は看護師が確実に管理します。発熱と倦怠感がある時期は安静と休息を優先し、離床は状態の回復に合わせて進めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成

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