A さん(25 歳、女性)は統合失調症と診断され、入院2か月が経過した。食事や水…
A さん(25 歳、女性)は統合失調症と診断され、入院2か月が経過した。食事や水分の摂取、トイレ歩行は1人でできる。歯磨き、入浴への関心はあまりない。幻聴が聞こえると突然走り出し、壁に頭をぶつけている。日中はホールで過ごし、自分から他の患者と交流はしない。A さんのセルフケアのアセスメントで優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 排泄トイレ歩行は1人でできており、排泄に援助を要する状態ではありません。
- ⑵ 個人衛生歯磨きや入浴への関心の乏しさも課題ですが、安全の確保より後になります。
- ⑶ 安全を保つ能力幻聴によって頭を打つ行動があり、身体が傷つく危険が差し迫っています。
- ⑷ 活動と休息のバランス日中はホールで過ごせており、活動と休息の乱れは目立ちません。
- ⑸ 孤独と付き合いのバランス交流の乏しさは課題ですが、安全の確保より優先度は下がります。
解説
正解は⑶です。オレム・アンダーウッドのセルフケアモデルでは、空気・水・食物、排泄、体温と個人衛生、活動と休息、孤独と付き合い、安全を保つ能力の6領域を見ます。Aさんは幻聴によって突然走り出し壁に頭をぶつけており、身体が傷つく危険が差し迫っています。そのため安全を保つ能力の援助が最も優先されます。個人衛生や交流の乏しさも課題ですが、生命と身体の安全が先に立ちます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成