血液透析について正しいのはどれか。
血液透析について正しいのはどれか。
- ⑴ 合併症は腹膜炎が多い。腹膜炎は腹膜透析の代表的な合併症です。血液透析では起こりません。
- ⑵ 食事はカルシウムを制限する。制限するのはリンやカリウムで、カルシウムはむしろ補います。
- ⑶ 導入初期には不均衡症候群が起こる。導入初期に浸透圧の差で脳が浮腫み、頭痛や悪心、けいれんが起こります。
- ⑷ 導入の原因疾患はIgA 腎症が最も多い。導入の原因疾患は糖尿病腎症が最も多く、IgA腎症ではありません。
- ⑸ 透析に用いる半透膜はタンパク質が通過する。透析膜は蛋白質を通しません。通すのは小さな分子です。
解説
正解は⑶です。不均衡症候群は、血液透析の導入初期に血液中の尿素などが急に除かれ、脳との間に浸透圧の差が生じて脳が浮腫むことで起こります。頭痛、悪心、嘔吐、けいれんがみられるため、導入時は時間を短く血流量も抑えて始めます。腹膜炎は腹膜透析の合併症です。透析ではリンを制限しカルシウムはむしろ補います。導入の原因疾患は糖尿病腎症が最も多く、半透膜は蛋白質を通しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成