入院後3か月、A さんは退院予定となり、元の職場に戻るための準備をすることになっ…
次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。A さん(40 歳、男性、会社員)は、うつ病と診断されていた。最近、仕事がうまくいかず、大きなミスを起こし、会社に損失を与えたことから自分を責め不眠となり、体重が減少した。ある朝、リビングの床で寝ているA さんを妻が発見し、大きな声で呼びかけたところ、A さんは1度目を開けたが、すぐ目を閉じてしまった。ごみ箱に、からになった薬の袋が大量に捨ててあり、机には遺書があった。救急搬送後、意識が清明となり、身体的問題がないため精神科病院に入院となった。
入院後3か月、A さんは退院予定となり、元の職場に戻るための準備をすることになった。A さんは「すぐに仕事に戻るのではなく、規則正しく生活することなどから、段階的に取り組むほうがいいのではないか」と訴えていた。A さんの職場復帰を含めた退院後の生活を支援するために適切なのはどれか。
- ⑴ 自立訓練自立訓練は、生活能力の獲得を目指す場です。
- ⑵ 就労移行支援新たな就職を目指す人のための支援です。
- ⑶ 就労継続支援働く場を提供する、別の仕組みです。
- ⑷ 精神科デイケア生活のリズムを整え、段階を踏んで戻れます。
解説
正解は⑷です。精神科デイケアは、生活のリズムを整えながら対人関係や作業に少しずつ慣れていく場で、段階を踏んで職場に戻りたいというこの方の希望に合っています。自立訓練や就労移行支援、就労継続支援は、いずれも今の状況や希望とは目的が異なります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成