受診後のA さんの状況に対する看護師のアセスメントで適切なのはどれか。
次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。A さん(37 歳、女性、会社員)は、1人暮らし。11 月に経理部へ異動となった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック障害と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。また、職場の協力を得て仕事量の調整をしてもらうことになった。受診から5日後、A さんから「昨日の朝から気分が悪くなり、下痢をするようになった」と電話があった。
受診後のA さんの状況に対する看護師のアセスメントで適切なのはどれか。
- ⑴ ストレスの増大症状の出方から、ストレスの増大とは考えにくい状況です。
- ⑵ うつ症状の悪化うつ症状の悪化を示す所見は、示されていません。
- ⑶ 睡眠薬の持ち越し効果持ち越しであれば、日中の眠気が中心になります。
- ⑷ SSRI の副作用〈有害事象〉飲み始めの時期に出やすい副作用にあたります。
解説
正解は⑷です。この患者は選択的セロトニン再取り込み阻害薬を飲み始めたところで、吐き気や下痢、頭痛、眠気といった副作用は飲み始めの時期に出やすく、多くは数週間で落ち着きます。睡眠薬の持ち越しであれば日中の眠気が中心になり、うつ症状やストレスの増大とも異なります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成