Aさんの入院後2週が経過した。Aさんの母親が疲れた表情で「Aはまだ誰かに殺される…
次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。Aさん(19 歳、男性、大学生)は、実家近くのアパートに1人で暮らしている。ある日、線路沿いの道を裸足で歩きながら険しい表情でカッターナイフを振り回し、ぶつぶつと独り言を言い続けていたことから警察に保護された。Aさんは、警察から連絡を受けた両親とともに精神科病院を受診したが「自分は命を狙われている」、「この人たちは自分の親じゃない」と言い、医療者に対しても拒否的な態度をとっている。診察の結果、Aさんは統合失調症と診断された。Aさんの頭髪は乱れ、食事や睡眠がとれていない様子であったため、そのまま医療保護入院をすることになった。
Aさんの入院後2週が経過した。Aさんの母親が疲れた表情で「Aはまだ誰かに殺されるのではないかと怖がっています。Aはなぜこんな病気になったのでしょうか。親としてどのようにAに接したらよいか分かりません」と担当の看護師に相談してきた。この時点でAさんの両親に勧めるのはどれか。
- ⑴ 毎日の面会負担を増やし、疲れを深めてしまいます。
- ⑵ 家族心理教育病気の成り立ちと関わり方を、学べます。
- ⑶ Aさんとの同伴での外出症状が残っており、まだ早い段階です。
- ⑷ 共同生活援助〈グループホーム〉の見学退院先を考える段階には、至っていません。
解説
正解は⑵です。なぜ病気になったのか、どう接すればよいのか分からないという両親には、病気の成り立ちや関わり方、対処の仕方を学べる家族心理教育が適しています。再発を防ぐ効果も確かめられています。面会や外出、見学は、この段階には合いません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成