入院後5 日。A さんの症状は改善し、明日退院する予定である。床頭台の隅に利尿薬…
次の文を読み97〜99 の問いに答えよ。A さん(72 歳、男性)は、アパートの1 階に1 人で暮らしている。家族や親戚はいない。15 年前から心不全のために利尿薬を毎朝内服している。半年前に要支援2 の認定を受け、介護予防通所介護を週に2 回利用している。早朝、A さんは玄関の外で座り込んでいるところを近所の人に発見され救急搬送された。来院時、体温37.4 ℃、呼吸数20/分、脈拍98/分、血圧100/70 mmHg であった。血液検査と尿検査の結果、脱水症と診断された。
入院後5 日。A さんの症状は改善し、明日退院する予定である。床頭台の隅に利尿薬が残っていたため看護師が質問すると、A さんは「看護師さんから薬をもらうとすぐ飲んでいるよ」と話した。また、自分の病室を間違えることが数回あった。A さんが在宅療養を継続するために、看護師が介護支援専門員へ伝える情報として優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 生活リズム生活リズムより、服薬の確認が先になります。
- ⑵ 食事の摂取量食事の量も、優先度は下がります。
- ⑶ 服薬管理の状況自分で管理できていない可能性が、高い状態です。
- ⑷ 脱水症の治療内容治療の内容は、診療情報として伝わります。
解説
正解は⑶です。利尿薬が残っていたのに飲んだと話し、病室も間違えており、自分で薬を管理できていない可能性が高い状態です。1人暮らしで家族もいないため、この情報を伝えることが在宅での療養を支える手だてにつながります。生活リズムや食事量より優先されます。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成