ソクマル助産師

来院時、A さんは腹部の痛みを訴え苦悶様の表情をしている。子宮は持続的に固く触れ…

次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。A さん(33 歳、初産婦)。妊娠36 週3 日。散歩中にサラサラと流れる出血があり、月経痛よりも強い持続的な下腹部痛を感じた。胎動は自覚しているが心配になり、Aさんは受診している病院に電話した。夫は自宅から1 時間程度の場所にある職場で勤務中のため不在であった。
来院時、A さんは腹部の痛みを訴え苦悶様の表情をしている。子宮は持続的に固く触れる。体温36.8 ℃、呼吸数15/分、脈拍95/分、血圧130/80 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉100 %。内診所見は、子宮口2 cm 開大、展退度40 %、Station -2、第1 頭位、未破水。子宮口から持続的な血性の液体流出を認める。このときの胎児心拍数陣痛図(別冊 No. 3)を別に示す。胎児心拍数陣痛図で認める所見はどれか。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑶です。子宮収縮に遅れて心拍数が下がり、収縮が終わってから基線に戻る遅発一過性徐脈が認められます。これは胎盤を通じた酸素のやりとりが損なわれていることを示し、常位胎盤早期剝離の所見と合致します。基線細変動はむしろ減少し、基線の低下もみられません。急激に下がって戻る変動一過性徐脈や、収縮に一致して下がる早発一過性徐脈とは、波形の形が異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成

この回を通して解く

同じ単元の問題