胎児心拍数陣痛図を確認した後の対応として適切なのはどれか。
次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。A さん(33 歳、初産婦)。妊娠36 週3 日。散歩中にサラサラと流れる出血があり、月経痛よりも強い持続的な下腹部痛を感じた。胎動は自覚しているが心配になり、Aさんは受診している病院に電話した。夫は自宅から1 時間程度の場所にある職場で勤務中のため不在であった。
胎児心拍数陣痛図を確認した後の対応として適切なのはどれか。
- ⑴ 歩行を促す。剝離を広げる危険があり、行えません。
- ⑵ 帝王切開の準備を進める。一刻も早い娩出が必要で、準備を進めます。
- ⑶ 降圧薬の点滴静脈内注射を準備する。血圧は保たれており、適応になりません。
- ⑷ オキシトシン点滴静脈内注射を準備する。剝離を、さらに進めてしまいます。
- ⑸ 胎児心拍数陣痛モニタリングを中止する。モニタリングは、娩出まで続けていきます。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。常位胎盤早期剝離が疑われ、胎児の状態も悪化しているため、一刻も早く児を娩出させる必要があり、帝王切開の準備を進めます。歩行を促すことは剝離を広げる危険があり、行えません。血圧は130/80mmHgで降圧薬の適応にはなりません。子宮収縮を強めるオキシトシンは剝離をさらに進めてしまいます。モニタリングは娩出まで続け、母体の出血と凝固の状態もあわせて見ていきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成