切迫早産で入院中の妊婦。持続点滴静脈内注射で硫酸マグネシウムの投与が行われている…
切迫早産で入院中の妊婦。持続点滴静脈内注射で硫酸マグネシウムの投与が行われている。高マグネシウム血症のリスクが高まる状態はどれか。
- ⑴ 肥満肥満は、高マグネシウム血症の直接の危険因子ではありません。
- ⑵ 不眠不眠は、血中濃度の上昇とは関係しません。
- ⑶ 便秘便秘は副作用としてみられますが、危険因子ではありません。
- ⑷ 尿量減少排泄が滞り、体内にマグネシウムがたまりやすくなります。
- ⑸ 羊水過少羊水過少は、血中濃度の上昇とは関係しません。
解説
正解は⑷です。マグネシウムは腎臓から尿へ排泄されるため、尿量が減ると体内にたまって高マグネシウム血症を起こしやすくなります。投与中は尿量の確認が欠かせません。中毒では深部腱反射の消失、呼吸抑制、心停止が起こるため、腱反射と呼吸数もあわせて観察します。肥満や不眠、便秘、羊水過少は直接の危険因子ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成