ソクマル助産師

助産師が「骨盤内の臓器を支える力が弱くなると、一部が腟内に垂れたり、腟口から脱出…

次の文を読み41〜43 の問いに答えよ。A さん(64 歳、女性)は夫が昨年に他界し、3人の子どもと別居しており現在1人暮らしである。婦人科外来を受診し「昨年から軟らかいかたまりが腟のところに触れられる。押すと戻るがまた出てきて困っている。下着とこすれて、おりものが多い」と訴えた。診察の結果、A さんは膀胱下垂を中心とした骨盤臓器脱と診断された。Aさんはペッサリーによる矯正を行うことになり、助産師が保健指導を実施することとなった。
助産師が「骨盤内の臓器を支える力が弱くなると、一部が腟内に垂れたり、腟口から脱出して、触れることがあります」と説明すると、A さんから「私の場合は何が触れているのか知りたい」と質問があった。A さんへの回答として、適切な部位はどれか。

解説

正解は⑶です。膀胱下垂では、膀胱に押されて腟の前壁がふくらみ、腟内や腟口から出てきます。Aさんが触れているのは膀胱そのものではなく、膀胱に押し出された腟前壁です。子宮頸部が下がるのは子宮脱、直腸に押されて腟後壁が出るのは直腸瘤であり、後腟円蓋が出るのは腟断端脱にあたります。骨盤臓器脱は下垂する臓器によって名称と所見が異なります。膀胱下垂では腟前壁、直腸瘤では腟後壁がふくらむというように、部位と対応させて覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成

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