第1前方後頭位で正常に分娩が経過している。現在、内診所見で先進部下降度はStat…
第1前方後頭位で正常に分娩が経過している。現在、内診所見で先進部下降度はStation +3、矢状縫合は斜径である。この時の分娩進行状態で正しいのはどれか。
- ⑴ 児頭の最大周囲径の位置は骨盤出口部である。最大周囲径は、まだ骨盤出口部には達していません。
- ⑵ 産瘤が児頭の右前頭部に形成されている。第1前方後頭位では、産瘤は右頭頂骨部に形成されます。
- ⑶ 内診で恥骨結合後面は下縁のみ触れる。児頭が下降し、恥骨結合後面は下縁のみに触れます。
- ⑷ 内診で大泉門を母体の前方に触れる。後頭位では、母体の後方に大泉門を触れます。
- ⑸ 児頭は発露の状態である。陣痛間欠時にも児頭が見える発露には至っていません。
解説
正解は⑶です。ステーション+3では児頭が骨盤底まで下降しており、内診では恥骨結合後面の下縁のみに触れるようになります。矢状縫合がまだ斜径にあるため第3回旋は完了しておらず、発露にも至っていません。最大周囲径は濶部から峡部にあり、第1前方後頭位では産瘤は右頭頂骨部に形成されます。内診所見は、下降度・回旋・展退をあわせて読み取ることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成