A さん(28 歳、初産婦)。妊娠39 週0日で正常分娩した。産褥2日、母児同室…
A さん(28 歳、初産婦)。妊娠39 週0日で正常分娩した。産褥2日、母児同室中である。昨日から右乳頭上部に発赤がみられ、授乳時に痛みがある。乳房の形はⅢ型、乳管の開口数は左右とも2、3本である。助産師が行うケアとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 右乳房の授乳は縦抱きで行うよう指導する。抱き方を変えるだけでは、吸着の問題は解決しません。
- ⑵ 乳房を児の口の中に押し込むようにする。押し込むと、かえって浅い吸着になってしまいます。
- ⑶ 授乳時の児の吸着状態を確認する。浅い吸着が原因であり、整えることが解決になります。
- ⑷ 痛みがある間は右乳房の授乳は中止するよう説明する。中止すると、乳汁がうっ滞して悪化してしまいます。
解説
正解は⑶です。乳頭の一部に発赤と痛みが生じるのは、児の吸着が浅く乳頭だけを吸っていることが主な原因です。まず授乳の場面で吸着の状態を確かめ、深くくわえられるよう整えることが根本の解決になります。抱き方を変えることだけでは不十分で、乳房を押し込むことや授乳の中止は適切ではありません。深くくわえられるよう、抱き方と乳房の支え方も一緒に確かめます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成