抗核抗体は全身性エリテマトーデス〈SLE〉に対して感度99 %、特異度60 % …
抗核抗体は全身性エリテマトーデス〈SLE〉に対して感度99 %、特異度60 % と報告されている。SLE の検査前確率が30 % と想定される。抗核抗体が陽性の場合にSLE である確率はどれか。
- ⑴ 7 %7%は計算結果と一致しません。
- ⑵ 15 %15%は計算結果と一致しません。
- ⑶ 51 %真陽性297人を陽性者577人で割ると約51%となります。
- ⑷ 96 %96%は特異度が高い場合の値で、特異度60%では得られません。
- ⑸ 99 %99%は感度の値であり、陽性的中率とは異なります。
解説
正解は⑶です。陽性的中率は、検査陽性者のうち実際に疾患をもつ人の割合です。検査前確率30%の集団を1,000人とすると、SLEは300人、非SLEは700人です。感度99%から真陽性は297人、特異度60%から偽陽性は700×0.4=280人となります。陽性者は577人で、そのうちSLEは297人なので、297÷577≒0.51、すなわち約51%です。特異度が低い検査では、陽性でも診断を確定できない点に注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成