感染症患者の身体診察後に手指消毒ではなく流水下での手洗いが必要なのはどれか。
感染症患者の身体診察後に手指消毒ではなく流水下での手洗いが必要なのはどれか。
- ⑴ ノロウイルスエンベロープを持たずアルコールが効きにくいため、流水と石けんでの手洗いが必要です。
- ⑵ 新型コロナウイルスエンベロープを持つウイルスで、アルコールによる手指消毒が有効です。
- ⑶ インフルエンザウイルスエンベロープを持つウイルスで、アルコールによる手指消毒が有効です。
- ⑷ 水痘・帯状疱疹ウイルスエンベロープを持つウイルスで、アルコールによる手指消毒が有効です。
- ⑸ ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉エンベロープを持つウイルスで、アルコールによる手指消毒が有効です。
解説
正解は⑴です。ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスで、アルコールによる手指消毒の効果が乏しいため、診察後は石けんと流水による手洗いで物理的にウイルスを除去する必要があります。同様に芽胞を形成するClostridioides difficileも流水での手洗いが必要です。一方、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、HIVはいずれもエンベロープを持ち、アルコール消毒が有効です。環境の消毒には次亜塩素酸ナトリウムを用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成