成人の胃食道逆流症〈GERD〉でみられる症状はどれか。
成人の胃食道逆流症〈GERD〉でみられる症状はどれか。
- ⑴ 咳嗽逆流物による迷走神経反射や微量誤嚥で慢性咳嗽を生じ、代表的な食道外症状です。
- ⑵ 過食GERDで過食は生じません。むしろ過食や肥満がGERDの増悪因子です。
- ⑶ 喘鳴喘鳴は喘息悪化と関連しうるものの、成人GERDで一般的にみられる症状とはいえません。
- ⑷ 動悸動悸は不整脈などでみられ、GERDの症状ではありません。胸痛と区別します。
- ⑸ 呼吸困難呼吸困難はGERDの典型症状ではなく、心肺疾患を考えます。
解説
正解は⑴です。胃食道逆流症では胸やけや呑酸が定型症状ですが、食道外症状として慢性咳嗽、咽喉頭異常感、嗄声、非心臓性胸痛などがみられます。特に慢性咳嗽の原因として胃食道逆流は重要で、逆流物の微量誤嚥や食道の迷走神経反射によって起こります。設問は成人でみられる症状を問うており、代表的な食道外症状である咳嗽が正答となります。喘鳴や呼吸困難は喘息の悪化として関連することはありますが、典型症状とはいえない点に注意します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成