アデノイド増殖症で正しいのはどれか。2 つ選べ。
アデノイド増殖症で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 成人に多い。アデノイドは幼児期に最大となる小児の疾患で、成人ではほとんど退縮しています。
- ⑵ 抗菌薬が有効である。リンパ組織の生理的肥大であり、抗菌薬で縮小させることはできません。
- ⑶ 自然退縮することが多い。思春期以降に咽頭扁桃は自然に退縮していくことが多いです。
- ⑷ 診断に組織生検が必要である。診断は内視鏡や側面頭部X線で行い、組織生検は必要ありません。
- ⑸ 睡眠時無呼吸症候群の原因となる。上気道を狭くし、小児の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の主要な原因となります。
解説
正解は⑶と⑸です。アデノイド(咽頭扁桃)は3〜6歳ごろに最大となり、思春期以降は自然に退縮することが多いため、成人では問題になることはまれです。肥大すると鼻閉、口呼吸、いびき、アデノイド顔貌、滲出性中耳炎を起こし、小児の閉塞性睡眠時無呼吸の主要な原因となります。診断は内視鏡や側面X線で行い、生検は不要です。肥大そのものに抗菌薬は無効で、症状が強い場合はアデノイド切除術を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成