機能性月経困難症で正しいのはどれか。
機能性月経困難症で正しいのはどれか。
- ⑴ 30 歳以降に好発する。機能性月経困難症は初経後まもない10歳台〜20歳台前半に多く、30歳以降は器質性を疑います。
- ⑵ 手術療法が第一選択となる。器質的疾患がないため手術の対象ではなく、薬物療法が中心です。
- ⑶ 子宮筋腫や子宮内膜症が主な原因である。子宮筋腫や子宮内膜症が原因のものは器質性(続発性)月経困難症に分類されます。
- ⑷ プロスタグランディン合成阻害薬が有効である。プロスタグランジン過剰産生が原因のため、その合成阻害薬(NSAIDs)が有効です。
- ⑸ 月経開始の1 週間前から疼痛が始まり月経終了後も続く。月経前から続き月経後も持続する痛みは子宮内膜症など器質性を示唆します。
解説
正解は⑷です。機能性(原発性)月経困難症は器質的疾患がなく、子宮内膜で産生されるプロスタグランジンによる子宮収縮が主因です。初経後数年以内の若年者に多く、月経開始直前から月経初日〜2日目に下腹部痛が強く、月経終了とともに軽快します。治療はNSAIDs(プロスタグランジン合成阻害薬)が第一選択で、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬も有効です。子宮内膜症や子宮筋腫によるものは器質性月経困難症と呼びます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成