EGFR 遺伝子変異陽性の進行肺腺癌に対する治療薬であるEGFR チロシンキナー…
EGFR 遺伝子変異陽性の進行肺腺癌に対する治療薬であるEGFR チロシンキナーゼ阻害薬の有害事象で頻度が高いのはどれか。
- ⑴ 脱毛脱毛は細胞傷害性抗癌薬で目立つ有害事象で、EGFR-TKIでは頻度は高くありません。
- ⑵ 貧血骨髄抑制による貧血は細胞傷害性抗癌薬で多く、EGFR-TKIでは頻度は高くありません。
- ⑶ 蛋白尿蛋白尿は血管新生阻害薬(ベバシズマブなど)で多い有害事象です。
- ⑷ 副腎不全副腎不全は免疫チェックポイント阻害薬の免疫関連有害事象として知られます。
- ⑸ 痤瘡様皮疹皮膚のEGFR阻害により痤瘡様皮疹が高頻度に出現し、代表的な有害事象です。
解説
正解は⑸です。EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(ゲフィチニブ、エルロチニブ、オシメルチニブなど)は皮膚や消化管上皮のEGFRも阻害するため、痤瘡様皮疹、皮膚乾燥、爪囲炎、下痢が高頻度にみられます。特に痤瘡様皮疹は多くの患者に生じ、保湿やテトラサイクリン系抗菌薬内服、ステロイド外用で対処します。重篤な有害事象として間質性肺疾患にも注意が必要です。脱毛や骨髄抑制は細胞傷害性抗癌薬で目立ちます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成