ソクマル医師

66 歳の女性。微熱および持続する咳嗽を主訴に来院した。1 年前から間質性肺炎を…

66 歳の女性。微熱および持続する咳嗽を主訴に来院した。1 年前から間質性肺炎を伴う関節リウマチに対して抗TNF-α 抗体製剤とNSAID で治療されている。他に骨粗鬆症と逆流性食道炎でカルシウム製剤、活性型ビタミンD 製剤およびプロトンポンプ阻害薬を内服している。精査の結果、間質性肺炎の増悪はなく、肺結核と診断された。中止すべき薬剤はどれか。

解説

正解は⑶です。TNF-αは結核菌を封じ込める肉芽腫の形成と維持に重要なサイトカインで、抗TNF-α抗体製剤の使用中は潜在性結核の再燃や新たな結核の発病、重症化のリスクが高まります。そのため活動性結核と診断された場合は、抗TNF-α抗体製剤を中止し、抗結核薬による治療を優先します。投与開始前にはインターフェロンγ遊離試験や胸部画像で潜在性結核を検索し、必要に応じてイソニアジドを予防投与します。他の薬剤は結核の発症や悪化に直接関与しないと考えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成

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