妊娠中期に低下するのはどれか。
妊娠中期に低下するのはどれか。
- ⑴ 白血球数妊娠中は白血球数が増加し、好中球優位に上昇します。
- ⑵ 一回換気量プロゲステロンの呼吸中枢刺激作用により、一回換気量は増加します。
- ⑶ 大腿静脈圧増大した子宮が骨盤内の静脈を圧迫するため、大腿静脈圧は上昇します。
- ⑷ インスリン抵抗性胎盤由来のhPLなどにより、インスリン抵抗性は妊娠中期以降に増大します。
- ⑸ 血清クレアチニン値GFRの増加により血清クレアチニン値は低下します。
解説
正解は⑸です。妊娠中は循環血漿量と心拍出量が増加し、腎血漿流量と糸球体濾過量(GFR)は約50%増加します。その結果、血清クレアチニン値や尿素窒素は低下し、妊娠中のクレアチニン0.8 mg/dL以上は腎機能低下を疑う目安になります。一方、白血球数は増加し、一回換気量はプロゲステロンの作用で増加します。増大した子宮が下大静脈や腸骨静脈を圧迫するため大腿静脈圧は上昇し、胎盤由来ホルモンの作用でインスリン抵抗性は妊娠中期以降に増大します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成