薬害エイズ事件で、医原性免疫不全症の原因となった非加熱濃縮血液製剤を用いて治療さ…
薬害エイズ事件で、医原性免疫不全症の原因となった非加熱濃縮血液製剤を用いて治療されていた疾患はどれか。
- ⑴ 血友病血友病患者に投与された非加熱濃縮凝固因子製剤にHIVが混入し、多くの患者が感染しました。
- ⑵ 多発性骨髄腫多発性骨髄腫は形質細胞の腫瘍で、薬害エイズ事件とは関係しません。
- ⑶ 無菌性髄膜炎無菌性髄膜炎はMMRワクチンによる副反応が社会問題となった疾患で、薬害エイズ事件とは関係しません。
- ⑷ 成人T 細胞白血病成人T細胞白血病はHTLV-1による疾患で、薬害エイズ事件とは関係しません。
- ⑸ Creutzfeldt-Jakob 病Creutzfeldt-Jakob病はヒト乾燥硬膜の移植による薬害事件と関係します。
解説
正解は⑴です。薬害エイズ事件は、1980年代に血友病の治療に用いられた非加熱濃縮血液製剤(凝固因子製剤)にHIVが混入しており、多くの血友病患者がHIVに感染した事件です。加熱処理製剤への切り替えが遅れたことが被害を拡大させ、国や製薬会社の責任が問われました。この事件を契機に、薬害の再発防止や血液製剤の安全対策が強化されました。なお、Creutzfeldt-Jakob病はヒト乾燥硬膜の移植による薬害事件の対象疾患です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成