妊娠末期に非妊娠時と比較し低下するのはどれか。
妊娠末期に非妊娠時と比較し低下するのはどれか。
- ⑴ 心拍数心拍出量を増やすため、妊娠末期には心拍数は増加します。
- ⑵ 白血球数妊娠中は白血球数が増加し、特に好中球が増えます。
- ⑶ 糸球体濾過量腎血漿流量の増加により糸球体濾過量は約50%増加します。
- ⑷ インスリン抵抗性胎盤由来のホルモンの作用で、妊娠末期にはインスリン抵抗性が増大します。
- ⑸ ヘマトクリット値循環血漿量の増加が赤血球量の増加を上回り、血液が希釈されて低下します。
解説
正解は⑸です。妊娠中は循環血漿量が約40〜50%増加するのに対し、赤血球量の増加は約20〜30%にとどまるため血液が希釈され、ヘマトクリット値やヘモグロビン濃度は低下します(生理的な水血症)。一方、心拍出量の増加に伴い心拍数は10〜15/分程度増加し、白血球数は増加します。腎血流量の増加で糸球体濾過量は約50%増加し、胎盤由来のホルモンによりインスリン抵抗性は妊娠末期に増大します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成