65 歳の男性。糖尿病のため教育入院中である。医師が病棟の廊下を歩いているときに…
65 歳の男性。糖尿病のため教育入院中である。医師が病棟の廊下を歩いているときに、病室内から大きな音が聞こえた。急いで病室へ駆けつけると、患者がベッドサイドに倒れており、呼びかけに対して反応がない。まず行うべき対応はどれか。
- ⑴ 応援を呼ぶ。反応がないことを確認したら、まず応援を呼び、緊急コールとAEDを手配します。
- ⑵ 頸椎を固定する。外傷が強く疑われる場合を除き、頸椎固定は最初に行う対応ではありません。
- ⑶ 胸骨圧迫を開始する。胸骨圧迫は、応援要請の後に呼吸がないことを確認してから開始します。
- ⑷ 呼吸の有無を確認する。呼吸の確認は応援を呼んだ後に行います。
- ⑸ 頸動脈の拍動を確認する。頸動脈の触知は医療者でも判断に時間がかかるため、最初の対応ではありません。
解説
正解は⑴です。日本蘇生協議会のJRC蘇生ガイドライン(2025年時点で用いられている2020年版)では、倒れている人を見つけたら周囲の安全を確認し、反応を確認して反応がなければ、ただちに大声で応援を呼び、院内では緊急コールとAED・救急カートの手配を依頼します。その後に呼吸を確認し、普段どおりの呼吸がなければ胸骨圧迫を開始します。一人で処置を始めるより、まず人手と除細動器を確保することが救命率向上につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成