尿路結石症の予防で正しいのはどれか。
尿路結石症の予防で正しいのはどれか。
- ⑴ 低カルシウム食が推奨される。カルシウムを制限すると腸管でシュウ酸と結合できず、シュウ酸吸収が増えて結石が増えるため、適正量の摂取が勧められます。
- ⑵ 予防法は結石成分によらず同じである。予防法は結石成分によって異なります。尿酸結石やシスチン結石では尿アルカリ化など個別の対策が必要です。
- ⑶ 野菜と果実の摂取量を制限することが推奨される。野菜や果物はクエン酸やカリウムを含み結石形成を抑えるため、適度な摂取が勧められます。
- ⑷ 食事によるナトリウム摂取量を制限する必要はない。ナトリウムの過剰摂取は尿中カルシウム排泄を増やすため、食塩制限が推奨されます。
- ⑸ 1 日尿量が2,000 mL 以上となるように水分摂取が推奨される。尿を希釈して結晶の析出を防ぐため、1日尿量2,000 mL以上を目標とした飲水が推奨されます。
解説
正解は⑸です。尿路結石の再発予防の基本は飲水指導で、1日尿量が2,000 mL以上となるように水分を摂ることが推奨されています。食事面では、極端なカルシウム制限はかえって腸管でのシュウ酸吸収を増やし、シュウ酸カルシウム結石を増やすため勧められません。食塩や動物性蛋白の過剰摂取を控え、クエン酸やカリウムを含む野菜・果物を適切に摂ることが勧められます。尿酸結石やシスチン結石では尿アルカリ化など成分別の対策も加えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成