腹部骨盤部の触診で正しいのはどれか。
腹部骨盤部の触診で正しいのはどれか。
- ⑴ 肝臓は、双手診で裏面を触知する。肝臓は深吸気時に下縁を触知するもので、裏面を触れることはできません。
- ⑵ 膵臓は、深呼気時に触知する。後腹膜臓器で深部にあり、通常の触診では触知できません。
- ⑶ 腎臓は、深吸気時に上極を触知する。深吸気時に下降した下極を双手診で触れることがあり、上極ではありません。
- ⑷ 膀胱は、直腸指診で背側に触知する。膀胱は直腸の腹側にあり、背側に触知することはありません。
- ⑸ 前立腺は、直腸指診で腹側に触知する。前立腺は直腸の腹側にあり、直腸指診で前壁越しに触知します。
解説
正解は⑸です。前立腺は直腸の前方(腹側)に位置するため、直腸指診では直腸前壁越しに腹側に触知し、大きさ、硬さ、表面の性状、圧痛の有無を評価します。肝臓は右季肋部で深吸気時に下縁を触知し、裏面は触れません。膵臓は後腹膜臓器で通常触知できません。腎臓は双手診で深吸気時に下極を触れることがあり、膀胱は直腸の腹側に位置するため背側には触れません。触診では臓器の位置関係と呼吸性移動を理解することが重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成