梅毒で誤っているのはどれか。
梅毒で誤っているのはどれか。
- ⑴ TPHA は疾患活動性の指標となる。TPHAは治癒後も陽性が持続するため活動性の指標にならず、指標はRPR定量です。この記述が誤りです。
- ⑵ 他の性感染症の合併について検索する。感染経路が共通するため、HIVなど他の性感染症の合併検索が推奨され、正しい記述です。
- ⑶ 神経梅毒は感染からの期間を問わず起こる。神経梅毒は早期を含め感染後どの時期にも起こり得るため、正しい記述です。
- ⑷ 妊婦が未治療の場合、児の先天梅毒の原因となる。胎盤を通じて胎児に感染し先天梅毒の原因となるため、正しい記述です。
- ⑸ 日本では10 年前と比較して報告数が増加している。日本では2010年代以降報告数が急増しており、正しい記述です。
解説
正解は⑴です。TPHAなどのトレポネーマ抗原を用いる検査は治療後も陽性が長く持続するため、疾患活動性や治療効果の指標にはなりません。活動性の評価にはRPRなど脂質抗原を用いる非トレポネーマ検査の定量値を用います。梅毒は他の性感染症(HIVなど)の合併を検索し、神経梅毒は感染のどの時期にも起こり得ます。妊婦が未治療だと先天梅毒の原因となり、日本の報告数は10年前より大幅に増えています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成