23歳の男性。5日前に新しい相手と避妊具を使わずに性交渉があった。2日前から排尿…
23歳の男性。5日前に新しい相手と避妊具を使わずに性交渉があった。2日前から排尿のたびに強い痛みがあり、尿道の先から黄色い膿のような分泌物が多く出る。発熱はない。尿の核酸増幅検査で淋菌が陽性であった。この男性への対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 注射の抗菌薬で治療し、相手にも検査と治療を勧める淋菌は多くの抗菌薬に耐性を示すため、効果の確かな注射の抗菌薬で治療し、再感染を防ぐため性交渉の相手にも受診を勧めます。
- ⑵ 症状が出た部分を消毒液で毎日洗えば、薬は必要ないと説明する消毒では尿道の中の淋菌を取り除けず、抗菌薬による治療が必要です。
- ⑶ 本人を治療し、相手には病気のことを伝えないよう助言する相手が治療を受けないと、ピンポン感染をくり返します。
- ⑷ 膀胱炎と同じ扱いで、手持ちの抗菌薬を数日飲めば十分と説明する淋菌は耐性菌が多く、膀胱炎と同じ薬では治らないことがあります。
- ⑸ 症状が軽くなるまで様子を見て、治まらなければ抗菌薬を考える淋菌感染症は自然には治りにくく、相手への感染も続くため、すぐに治療します。
解説
最も適切なのは、注射の抗菌薬で治療し、相手にも検査と治療を勧めることです。淋菌による尿道炎は、性交渉から数日で強い排尿痛と膿のような分泌物が出るのが特徴です。淋菌は多くの抗菌薬に耐性を獲得しているため、効果の確かな注射のセファロスポリン系の抗菌薬で治療します。クラミジアとの同時感染も多いため検査を行い、性交渉の相手にも検査と治療を受けてもらい、治るまで性交渉を控えるよう指導します。
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