45歳の男性。健康診断の血液検査で、血小板数が3.2万/μLと低いと指摘された。…
45歳の男性。健康診断の血液検査で、血小板数が3.2万/μLと低いと指摘された。出血しやすさはなく、皮膚に点状出血もない。白血球と赤血球は正常である。血液の塗抹標本を見ると、血小板がところどころで固まりになって集まっている。この結果への対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 自己抗体で血小板が壊されていると決めつけ、脾臓を摘出する出血の症状がなく、まず検査の誤差を除く必要があります。
- ⑵ 白血病を疑い、すぐに抗癌薬による治療を始める白血球と赤血球は正常で、塗抹に芽球もなく、白血病を示す所見ではありません。
- ⑶ 採血管の薬による見かけの減少と考え、測り直す一部の人では採血管の抗凝固剤によって血小板が試験管の中で固まり、機械が数えられずに低く出ます。出血の症状がなく、塗抹で凝集がみられれば別の採血管で測り直します。
- ⑷ 出血を防ぐため、今後は運動を一生控えるよう指導する本当に血小板が少ないかを確かめる前に生活を制限する理由はありません。
- ⑸ 重い血小板減少なので、すぐに血小板を輸血する見かけの減少の可能性が高く、実際には血小板は足りている可能性があります。
解説
最も適切なのは、採血管の薬で血小板が固まった見かけの減少と考え、別の採血管で測り直すことです。血算の採血管に入っているEDTAという抗凝固剤によって、一部の人では血小板が試験管の中で凝集し、自動の機械が1つずつ数えられないため、血小板数が実際より低く出ることがあります。これを偽性血小板減少症といいます。出血の症状がなく、塗抹で血小板の凝集がみられる場合は、クエン酸などの別の採血管で測り直して確かめます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。