56歳の男性。健康診断の血圧は毎年130/80 mmHg前後で正常と言われている…
56歳の男性。健康診断の血圧は毎年130/80 mmHg前後で正常と言われている。最近、朝に頭が重いことがあり、家庭で血圧を測るよう勧めた。2週間、朝と晩に正しい方法で測った家庭血圧の平均は158/96 mmHgであった。喫煙と大量の飲酒がある。この男性の血圧についての判断として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 健康診断の値が正常なので、家庭の値は気にしなくてよいと判断する家庭血圧は診察室の血圧より予後をよく反映し、高い家庭血圧を見過ごすのは危険です。
- ⑵ 診察室では正常でも家庭では高い状態で、治療が必要と判断する健診や診察室では正常で、家庭では高い状態は仮面高血圧と呼ばれ、脳卒中や心臓病の危険が高いため、治療の対象になります。
- ⑶ 家庭の血圧計の故障なので、測り直す必要もないと判断する正しい方法で2週間測った値で、故障と決めつける根拠はありません。
- ⑷ 一時的な上昇なので、生活習慣はそのまま続けてよいと判断する喫煙や飲酒も含めて生活習慣を改め、必要なら薬を使います。
- ⑸ 白衣を着た医師の前で緊張して上がる状態と判断する診察室で上がる白衣高血圧とは逆に、この男性は家庭で高くなっています。
解説
最も適切なのは、診察室では正常でも家庭では高い状態で、治療が必要と判断することです。健診や診察室で測った血圧が正常で、家庭で測った血圧が高い状態を仮面高血圧といい、早朝や夜間に血圧が上がる人、喫煙や飲酒の多い人、ストレスの多い人にみられます。家庭血圧は診察室の血圧よりも脳卒中や心臓病の起こりやすさをよく反映するため、仮面高血圧は治療の対象になります。生活習慣の改善とともに、必要に応じて降圧薬を使います。
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