23歳の女性。この春から病院で看護師として働くことになり、結核に感染していないか…
23歳の女性。この春から病院で看護師として働くことになり、結核に感染していないかを調べる検査を受ける。子どものころにBCGの接種を受けており、以前のツベルクリン反応は陽性であった。症状はなく、胸部エックス線写真に異常はない。結核菌への感染を調べる検査として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 腕の皮膚に結核菌の成分を注射し、2日後の赤みの大きさを測る検査ツベルクリン反応はBCG接種でも陽性になるため、接種を受けた人では感染の判断が難しくなります。
- ⑵ 血液を培養して、結核菌が増えてくるかどうかを確かめる検査結核菌への感染を調べるために血液培養を行うことはありません。
- ⑶ 尿を集めて、結核菌の遺伝子が含まれているかを調べる検査尿の検査は腎臓の結核などを疑うときに行うもので、感染の有無を調べる方法ではありません。
- ⑷ 結核菌の成分で血液を刺激して調べる検査血液を使うインターフェロンγ遊離試験は、BCG接種の影響を受けずに結核菌への感染を調べられます。
- ⑸ 喀痰を顕微鏡で調べ、酸に強い菌が見えるかを確かめる検査症状がなく痰も出ない人で、感染の有無を調べる方法としては適していません。
解説
最も適切なのは、血液を結核菌に特有の成分で刺激し、リンパ球が出す物質を測る検査です。この検査はインターフェロンγ遊離試験と呼ばれ、BCGには含まれない結核菌特有の成分を使うため、BCG接種の影響を受けずに感染の有無を調べられます。ツベルクリン反応はBCG接種でも陽性になるため、接種を受けた日本人では判断が難しくなります。医療従事者の就業時や、結核患者との接触後の検査に用いられます。
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