ソクマル医師

70歳の男性。3日前から咳と痰、38.5℃の発熱が続いている。研修医が胸部を診察…

70歳の男性。3日前から咳と痰、38.5℃の発熱が続いている。研修医が胸部を診察すると、右の背部の下の方で、手のひらに伝わる声の振動が左より強く、同じ部位で気管の上で聞くような大きな呼吸音と、吸気の終わりに細かい断続音が聞こえる。打診ではにぶい音がする。この所見が生じる仕組みとして最も適切なのはどれか。

解説

最も適切なのは、肺胞に炎症の液がたまって肺が硬くなり、音や振動が胸壁まで伝わりやすくなったという仕組みです。肺炎で肺胞が滲出液で満たされると、その部分は空気の少ない硬い組織になります。硬い組織は空気より音や振動をよく伝えるため、声の振動が強まり、気管の上で聞こえるような呼吸音が胸壁で聞こえ、打診ではにぶい音になります。胸水でも打診はにぶくなりますが、声の振動と呼吸音は弱まる点で区別できます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。

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