ソクマル医師

ある心臓の病気を調べる同じ血液検査を、2つの場面で使うことにした。場面Aは、症状…

ある心臓の病気を調べる同じ血液検査を、2つの場面で使うことにした。場面Aは、症状のない人を広く集めた住民健診で、この病気の人はごく少ない。場面Bは、胸の症状で専門外来を受診した人で、この病気の人が多く含まれる。検査の感度と特異度は、どちらの場面でも同じである。2つの場面の比較として正しいのはどれか。

解説

検査が陽性となった人のうち実際に病気のある人の割合(陽性的中率)は、場面Aの方が低くなります。陽性的中率と陰性的中率は、検査の感度と特異度だけでなく、検査を受ける集団の有病率、すなわち検査前の確率によって変わります。病気の人がごく少ない住民健診では、少ない真陽性に比べて病気のない多くの人から出る偽陽性が目立つため、陽性的中率が低くなります。反対に、有病率が高い集団では陰性的中率が下がります。
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