ソクマル医師

56歳の男性。毎日日本酒を4合以上飲んでいる。健康診断で肝機能の異常を指摘されて…

56歳の男性。毎日日本酒を4合以上飲んでいる。健康診断で肝機能の異常を指摘されて受診した。前胸部に、中心の赤い点から細い血管が足のように放射状に広がる小さな発赤が数個あり、中心を押すと周りの赤みが消える。手のひらの母指球と小指球が赤い。これらの皮膚所見が生じる主な仕組みとして最も適切なのはどれか。

解説

肝臓でのエストロゲンの分解が落ち、血中で増えて皮膚の細い血管が広がるためです。慢性の肝障害や肝硬変では、肝臓で分解されるべきエストロゲンが体内に増えます。その作用で皮膚の細い動脈が広がり、中心から放射状に血管が伸びるクモ状血管腫や、母指球と小指球が赤くなる手掌紅斑が生じます。男性では乳房がふくらむこともあります。長年の大量飲酒と合わせて、アルコール性の肝障害を疑う所見です。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。

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