30歳の女性。産後2か月で、母乳で子どもを育てている。片頭痛の発作が増えたため受…
30歳の女性。産後2か月で、母乳で子どもを育てている。片頭痛の発作が増えたため受診し、医師は新しい薬を処方することを考えている。処方する前に、授乳中の使用について確かめる方法として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 母親本人にインターネットで調べてもらい、問題がなさそうであれば処方する。安全性の判断を患者に任せるのは不適切です。医師が信頼できる情報源で確かめます。
- ⑵ その薬の添付文書で、授乳婦への投与に関する記載を確認する。添付文書には授乳婦への投与についての注意が記載されており、処方の前に確認すべき公的な情報源です。
- ⑶ 以前に同じ薬を処方した授乳中の患者に問題がなかったかを思い返して判断する。数人の経験では、乳汁への移行や乳児への影響を正しく判断できません。
- ⑷ 製薬企業の宣伝用のパンフレットに授乳中も使えると書かれているかを見て決める。宣伝用の資料は使用上の注意を網羅したものではありません。正式な情報は添付文書で確認します。
- ⑸ どの薬も母乳には移らないと考え、確認はせずに通常の量で処方を始める。多くの薬は程度の差はあれ母乳に移行します。確認せずに処方するのは不適切です。
解説
添付文書で授乳婦への投与に関する記載を確認するのが適切です。添付文書は、医薬品の効能、用法・用量、禁忌、相互作用、副作用、妊婦や授乳婦への投与などについて、法律に基づいて記載された公的な文書です。多くの薬は程度の差はあっても母乳へ移行するため、授乳中の女性に処方するときは、その記載を確かめたうえで判断します。自分の少ない経験や宣伝用の資料で判断するのは適切ではありません。
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