66歳の男性。急性心筋梗塞で地域の基幹病院に入院し、カテーテル治療を受けた。退院…
66歳の男性。急性心筋梗塞で地域の基幹病院に入院し、カテーテル治療を受けた。退院後3か月たち、症状はなく、薬の調整も済んで病状は安定している。自宅の近くに、以前から高血圧で通っていた診療所がある。基幹病院の主治医の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 次に胸の痛みが出たときに、改めて診療所を受診するよう伝える。症状が出るまで受診しないのではなく、再発予防のための定期的な診療を続ける必要があります。
- ⑵ 診療所への連絡は不要で、本人が自分で病状を伝えればよいと説明する。治療の内容や方針を医師どうしで文書で共有しないと、診療の継続性が損なわれます。
- ⑶ 経過と方針を記した文書を添えて、日常の診療を診療所に依頼する。安定した患者は地域のかかりつけ医に戻し、病院は検査や急変時に対応する形で連携します。
- ⑷ 心筋梗塞を起こした患者なので、今後の診療も基幹病院で続ける。安定した患者まで病院で診続けると、通院の負担が大きく、病院の役割も果たしにくくなります。
- ⑸ 診療所では心臓の薬を扱えないので、心臓の薬を中止してから紹介する。診療所でも薬の継続は可能です。再発予防の薬を中止するのは危険です。
解説
治療の経過と今後の方針を書いた文書を添えて、日常の診療をかかりつけの診療所に依頼するのが最も適切です。高度な治療を担う病院と、日常の診療を担う地域の診療所が役割を分け、病状が安定した患者は診療所へ戻す(逆紹介する)ことで、患者は近くで継続して診療を受けられます。診療情報提供書で治療の内容や薬、今後の検査の予定を共有し、急変や定期検査のときは病院が対応します。
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