45歳の女性。会社員。乳癌の手術を受け、今後半年間、通院で抗癌薬の治療を受けるこ…
45歳の女性。会社員。乳癌の手術を受け、今後半年間、通院で抗癌薬の治療を受けることになった。「仕事は続けたいが、治療で体調の悪い日がある。会社にどう伝えればよいか分からない」と相談した。主治医の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 体調の悪い日があっても、抗癌薬の量を減らして毎日出勤できるようにする。仕事の都合で治療の内容を不適切に変えるのは、治療の効果を損ないます。
- ⑵ 本人の同意を得ずに、会社の人事担当者に病名と治療内容を直接伝える。病状を会社に伝えるには本人の同意が必要です。同意なく伝えると守秘義務に反します。
- ⑶ 治療に専念するため、仕事は退職して治療が終わってから再就職するよう勧める。本人は仕事の継続を希望しています。両立の支援を検討せずに退職を勧めるのは不適切です。
- ⑷ 本人の同意のもと、配慮が必要な点を産業医などに伝え、両立の方法を話し合う。治療と仕事の両立には、医療側から必要な配慮を伝え、職場と本人とで働き方を調整する支援が有効です。
- ⑸ 病名を知られると不利になるので、会社には伏せたまま治療を続けてもらう。伝え方は本人が決めることですが、必要な配慮を得るための支援を示さずに隠すよう勧めるのは適切ではありません。
解説
本人の同意のもとで、治療の予定や配慮が必要な点を会社の産業医などに伝え、両立の方法を話し合うのが最も適切です。癌の治療は通院で行えることが多くなり、仕事を続けながら治療を受ける人が増えています。主治医が治療の見通しや必要な配慮を伝え、職場が通院日の休暇や業務の調整を行うことで、治療と仕事の両立がしやすくなります。病状の情報を会社に伝えるには本人の同意が必要です。
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