12歳の女児。3か月前に初経があった。母親が「背が低いのが気になる。これからどの…
12歳の女児。3か月前に初経があった。母親が「背が低いのが気になる。これからどのくらい伸びるのか」と小児科外来で相談した。身長は年齢の平均よりやや低いが、成長曲線に沿って伸びてきている。思春期の女子の身長の伸び方について、母親への説明として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 身長が最もよく伸びる時期は初経より前にあり、これからの伸びは小さくなっていく。女子では身長の伸びが最も大きい時期が初経に先立って来ます。初経後も伸びますが、伸び幅は小さくなります。
- ⑵ 初経をきっかけに身長が急に伸び始め、これから1年に10 cm以上伸びる時期に入る。急な伸びの時期は初経の前にあたります。初経の後に大きな伸びが始まるわけではありません。
- ⑶ 初経の後は骨の成長が止まり、身長はこれ以上伸びない。初経の後もしばらくは伸び続けます。骨端線が閉じるまで伸びる余地があります。
- ⑷ 思春期の身長の伸びは、主に甲状腺ホルモンが急に増えることで起こる。思春期の伸びを主に起こすのは、性ホルモンと成長ホルモンの働きです。
- ⑸ 女子の身長の急な伸びは男子より2年ほど遅れて始まり、高校生になってから来る。女子の急な伸びは男子よりおよそ2年早く始まります。
解説
身長が最もよく伸びる時期は初経より前にあり、これからの伸びは小さくなっていくと説明するのが適切です。女子では乳房の発育が始まったあとに身長の急な伸びが来て、その頂点を過ぎたころに初経を迎えるのが一般的です。初経の後も骨端線が閉じるまで数年は伸びますが、伸び幅は小さくなります。女子の急な伸びは男子よりおよそ2年早く、性ホルモンと成長ホルモンの働きによって起こります。
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