62歳の男性。前立腺癌と診断され、主治医から手術と放射線治療の2つの選択肢を示さ…
62歳の男性。前立腺癌と診断され、主治医から手術と放射線治療の2つの選択肢を示された。男性は「別の病院の専門医の意見も聞いてから決めたい」と申し出た。主治医の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 転院する意思があるとみなし、以後の診療はその病院に任せると告げる。セカンドオピニオンは意見を聞くことで、転院とは別です。主治医の診療は続きます。
- ⑵ 家族の同意を得てから受診してもらうよう、家族を呼んで話し合いの場を設ける。判断能力のある成人本人の申し出であり、家族の同意を条件にする理由はありません。
- ⑶ 他院で一から検査を受け直してもらうため、これまでの資料は院内に保管しておく。検査をやり直すと負担と時間が増えます。資料を渡すことで、意見を求める先が正確に判断できます。
- ⑷ 診療情報提供書と検査結果の写しを用意し、別の医師の意見を聞けるよう協力する。セカンドオピニオンは患者の権利です。必要な資料を渡し、判断の材料をそろえる手助けをします。
- ⑸ 自分の説明で十分だと伝え、早めに治療を始めたほうがよいと手術の予約を入れる。患者が別の意見を求めることを妨げるのは、自己決定権の尊重に反します。
解説
診療情報提供書と検査結果を用意し、別の医師の意見を聞けるよう協力するのが最も適切です。患者が主治医以外の専門医の意見を求めること(セカンドオピニオン)は、治療を自分で選ぶための正当な権利です。これは転院とは異なり、意見を聞いた後も主治医のもとで治療を続けられます。資料を渡せば検査を繰り返す負担が減り、正確な意見が得られます。家族の同意を条件にする必要もありません。
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