10歳の女児。急性白血病の疑いで骨髄穿刺を予定している。両親には検査の目的と方法…
10歳の女児。急性白血病の疑いで骨髄穿刺を予定している。両親には検査の目的と方法を説明し、同意書に署名を得た。女児は検査について不安そうにしている。担当医が女児本人に対して行う対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 女児が理解できる言葉で検査の目的と手順を説明し、本人の納得を得るよう努める。小児でも理解力に応じて説明し、本人の賛意を得るインフォームド・アセントが求められます。不安の軽減にもつながります。
- ⑵ 両親の同意が得られているので、女児には説明せず鎮静をかけてから検査を始める。保護者の同意があっても、小児本人への説明を省いてよいことにはなりません。本人の理解と納得を得る努力が必要です。
- ⑶ 説明は看護師に任せ、医師は検査手技の準備と器具の点検に専念することとする。検査の目的や危険性の説明は、検査を行う医師が責任をもって行うものです。看護師の支援を受けることはできても、任せきりにはしません。
- ⑷ 女児本人の同意書への署名を求め、両親の同意書の代わりとして診療録に保存する。未成年の小児の署名は法的な同意として保護者の同意に代わるものではありません。保護者の同意と本人のアセントは別に得ます。
- ⑸ 10歳では内容を理解できないと考え、検査が終わってから結果と一緒に説明する。10歳であれば年齢に合った説明で検査の概要を理解できます。事後の説明では本人の意思を確かめる機会が失われます。
解説
女児に理解できる言葉で説明し、納得を得るよう努めるのが適切です。法的な同意は保護者から得ますが、小児本人にも理解力に応じた説明を行い賛意を得る、インフォームド・アセントの考え方が重視されます。説明を省いたり検査後に回したりすると、本人の不安が強まり、医療への信頼も損なわれます。本人の署名は保護者の同意の代わりにはならず、説明は手技を行う医師が担います。
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