研修医が外来で、座っている患者の血圧を、上腕に巻くカフと聴診器を使って測定する。…
研修医が外来で、座っている患者の血圧を、上腕に巻くカフと聴診器を使って測定する。正確に測るための手技として最も適切なのはどれか。
- ⑴ カフを加圧したら、1秒に10 mmHgほどの速さで圧を下げる。速く下げると音の始まりを聞き逃します。1秒に2〜3 mmHgほどでゆっくり下げます。
- ⑵ カフの下の端を肘の関節の内側に重なるように巻いて測る。カフは肘の内側より2〜3 cm上に巻き、肘の内側には聴診器を当てる場所を空けます。
- ⑶ カフを巻いた上腕を、心臓とほぼ同じ高さに置いて測る。測る部位が心臓より低いと高めに、高いと低めに測れるため、心臓の高さにそろえます。
- ⑷ 患者の緊張をほぐすため、会話を続けながら測定する。測定中に話すと血圧が上がるため、会話は控えて安静を保ちます。
- ⑸ 腕を体の横にまっすぐ垂らし、力を抜いた姿勢で測る。腕を垂らすと上腕が心臓より低くなり、血圧が実際より高く測れます。
解説
カフを巻いた上腕を心臓とほぼ同じ高さに置いて測るのが最も適切です。血圧は測る部位と心臓の高さの差で変わり、腕が下がると高く、上がると低く測れます。数分間座って安静にしたあと、カフを肘の内側より少し上に巻き、肘の内側で上腕動脈の音を聴きながら、ゆっくり圧を下げていきます。測定中の会話や、カフの幅が腕に合わないことも誤差の原因になります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。