胆道の腫瘍についての講義で、胆嚢癌の危険を高める因子が取り上げられた。胆嚢癌の危…
胆道の腫瘍についての講義で、胆嚢癌の危険を高める因子が取り上げられた。胆嚢癌の危険因子として正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 胆嚢結石胆嚢結石による慢性の刺激と炎症は胆嚢癌の危険を高め、胆嚢癌の患者の多くに結石が見られます。
- ⑵ 膵・胆管合流異常膵液が胆道に逆流して胆道の粘膜を傷つけるため、胆嚢癌や胆管癌が高い頻度で発生します。
- ⑶ 壁が石灰化した陶器様胆嚢胆嚢の壁が石灰化した陶器様胆嚢は、胆嚢癌の合併が多いことが知られています。
- ⑷ ヘリコバクター・ピロリの感染ピロリ菌は胃癌や胃のリンパ腫の危険因子で、胆嚢癌の危険因子ではありません。
- ⑸ 大腸の多発性のポリープ大腸の多発ポリープは大腸癌の危険因子で、胆嚢癌との関係は知られていません。
解説
胆嚢結石、膵・胆管合流異常、陶器様胆嚢が胆嚢癌の危険因子です。胆嚢癌は高齢の女性に多く、胆嚢結石を伴うことが多いため、結石による慢性の炎症が発癌に関わると考えられています。膵管と胆管が十二指腸の壁の外で合流する膵・胆管合流異常では、膵液が胆道に逆流して胆道癌が高い頻度で起こるため、予防的な手術が行われます。陶器様胆嚢も胆嚢摘出を考えます。
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