27歳の初産婦。妊娠40週で陣痛が始まり入院した。子宮口が5 cm開大してから6…
27歳の初産婦。妊娠40週で陣痛が始まり入院した。子宮口が5 cm開大してから6時間たっても開大が進まない。陣痛は間隔が長く、子宮の収縮も弱い。胎児心拍数モニタリングは良好で、破水はしていない。超音波検査と骨盤の評価で、児頭と骨盤の大きさの不均衡はないと判断された。対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 子宮口が開ききっていない段階で、子宮底を強く押して児を押し出す。子宮口が全開大する前に子宮底を圧迫しても分娩は進まず、子宮破裂や胎盤の剝離を招きます。
- ⑵ 陣痛を強めるため、オキシトシンを一度に大量に静脈内へ注射する。大量を一度に投与すると過強陣痛や子宮破裂、胎児の低酸素を起こす危険があり、禁忌的な使い方です。
- ⑶ 陣痛を止める薬を投与し、いったん帰宅させて1週間後に再度入院させる。すでに分娩が進行している段階で陣痛を止めて帰宅させることはしません。
- ⑷ オキシトシンを少量から点滴し、陣痛と胎児心拍を連続して監視する。児頭骨盤不均衡のない微弱陣痛には、子宮収縮薬を少量から慎重に増やし、連続監視のもとで陣痛を促進します。
- ⑸ 排尿を促して膀胱を空にし、体位を変えたり歩いたりしてもらう。膀胱の充満は陣痛を弱め児頭の下降を妨げます。排尿や体位変換は微弱陣痛の基本的な対応です。
解説
オキシトシンを少量から点滴して連続監視することと、排尿や体位変換を促すことが適切です。陣痛の間隔が長く収縮が弱いために分娩が進まない状態を微弱陣痛といいます。まず児頭と骨盤の不均衡がないことを確かめ、膀胱を空にし、体位を変えるなどの対応を行います。それでも進まなければ、子宮収縮薬を少量から慎重に増やし、陣痛と胎児心拍を連続して監視しながら分娩を促します。
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