研修医が、入院中の2型糖尿病の患者に速効型インスリンの指示を出した。病棟の看護師…
研修医が、入院中の2型糖尿病の患者に速効型インスリンの指示を出した。病棟の看護師から「指示の単位数が普段の10倍になっているようです。確認していただけますか」と電話があった。研修医の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ すぐに指示を見直し、誤りがあれば訂正して看護師に伝え、確認に感謝する。疑義の照会は誤りを防ぐ大切な仕組みです。すぐに確認して訂正し、指摘してくれた職員に感謝を伝えます。
- ⑵ 当直の業務が忙しいため、翌朝の回診の時に指示を見直すと伝えて電話を切る。インスリンの過量投与は命にかかわります。翌朝まで待たずに、その場で確認して訂正します。
- ⑶ 単位数の判断は看護師に任せ、適切と思う量に書き換えて投与するよう伝える。投与量を決めるのは指示を出す医師の責任です。看護師に判断を任せず、医師が指示を訂正します。
- ⑷ 誤りを記録に残さないよう、口頭で量を伝えて元の指示はそのままにしておく。誤った指示が残ると次の投与で同じ誤りが起こります。指示を正式に訂正し、必要に応じて報告します。
- ⑸ 医師の指示を確認なしに疑うのは越権であると伝え、指示どおり投与させる。職種にかかわらず疑問を伝えられることは医療安全の基本です。確かめずに投与させると重い低血糖を招きます。
解説
すぐに指示を見直し、誤りがあれば訂正して看護師に伝えるのが最も適切です。チーム医療では、職種にかかわらず疑問を率直に伝え合えることが、誤りを防ぐ大切な仕組みになります。インスリンの10倍量の投与は重い低血糖を起こすため、その場で確かめて正式に指示を訂正します。指摘した職員に感謝を伝えることで、次の疑義も伝えやすい雰囲気が保たれます。
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