ある集団を追跡した仮想の調査で、肺癌の罹患率は、喫煙者で1,000人年あたり2.…
ある集団を追跡した仮想の調査で、肺癌の罹患率は、喫煙者で1,000人年あたり2.0、非喫煙者で1,000人年あたり0.2であった。喫煙者に生じた肺癌のうち、喫煙によって生じたと考えられる割合(曝露群における寄与危険割合)はいくらか。
- ⑴ 90%罹患率の差は2.0から0.2を引いて1.8で、これを喫煙者の罹患率2.0で割ると0.9、つまり90%です。
- ⑵ 10%非喫煙者の罹患率0.2を喫煙者の2.0で割った値で、喫煙と関係なく生じる割合に当たります。
- ⑶ 50%罹患率の差と喫煙者の罹患率の比をとらずに推測した値です。計算すると1.8を2.0で割って90%になります。
- ⑷ 18%寄与危険1.8を罹患率ではなく10で割るなど、分母を取り違えた値です。
- ⑸ 1,000%相対危険10を百分率にしたような値で、割合は100%を超えることはありません。
解説
曝露群における寄与危険割合は90%です。寄与危険は喫煙者と非喫煙者の罹患率の差で、2.0から0.2を引いて1,000人年あたり1.8です。これを喫煙者の罹患率2.0で割ると0.9となり、喫煙者に生じた肺癌の90%は喫煙がなければ生じなかったと考えられます。なお相対危険は2.0を0.2で割った10倍で、関連の強さを示す指標です。
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