70歳の男性。腹部の腫瘤の精査のため、ヨード造影剤を用いた腹部造影CTを予定して…
70歳の男性。腹部の腫瘤の精査のため、ヨード造影剤を用いた腹部造影CTを予定している。検査の前に確認すべき事項として最も重要なのはどれか。
- ⑴ 以前に造影剤で発疹や息苦しさが出たことがあるか、腎機能は保たれているかヨード造影剤では過敏反応と腎機能の悪化が問題になるため、副作用の既往と腎機能を事前に確かめます。
- ⑵ 心臓ペースメーカーや人工内耳など、強い磁場で故障する機器を体内に持つか強い磁場で問題になる機器の確認はMRI検査で重要な項目で、CTで最も重要な確認事項ではありません。
- ⑶ 狭くて音の大きな装置の中に、30分以上じっとしていられるかどうか長時間狭い装置の中にいる必要があるのはMRI検査です。CTは短時間で終わります。
- ⑷ 骨密度を測ったことがあり、骨がもろくなっていると言われたか骨密度は造影CTの安全性に関わらず、検査前に確認すべき重要な事項ではありません。
- ⑸ 前日に下剤を飲んで腸の中をきれいにし、便が透明になっているか下剤による腸の前処置は大腸内視鏡検査などで行うもので、腹部造影CTで確認すべき事項ではありません。
解説
以前の造影剤による副作用の有無と腎機能を確認することが最も重要です。ヨード造影剤では、発疹や呼吸困難、血圧低下などの過敏反応が起こることがあり、過去に副作用があった患者では危険が高まります。また造影剤は腎臓から排泄されるため、腎機能が低下していると造影剤による腎障害が起こりやすくなります。体内の機器や閉所の問題はMRI検査で確認する事項です。
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