消化管位置異常のない患者で上部内視鏡検査を開始する際にとらせる体位はどれか。
消化管位置異常のない患者で上部内視鏡検査を開始する際にとらせる体位はどれか。
- ⑴ 右側臥位右側臥位は上部内視鏡検査の標準的な開始体位ではありません。
- ⑵ 起座位起座位では安定した挿入が困難で、上部内視鏡検査の体位として用いません。
- ⑶ 仰臥位仰臥位では唾液や逆流物を誤嚥しやすく、開始時の体位としては適しません。
- ⑷ 砕石位砕石位は婦人科の内診や泌尿器科の処置などで用いる体位です。
- ⑸ 左側臥位誤嚥を防ぎ挿入しやすい左側臥位が、上部内視鏡検査の標準的な開始体位です。
解説
正解は⑸です。上部消化管内視鏡検査は左側臥位で開始するのが標準です。左側臥位では唾液が口角から流れ出やすく誤嚥を防げるうえ、胃の構造上、内視鏡を食道から胃内へ挿入しやすくなります。検査中は必要に応じて体位を調整しますが、開始時は左側臥位をとらせ、顎を軽く引いて楽な姿勢を保ってもらいます。仰臥位では唾液を誤嚥しやすく、砕石位は婦人科診察や泌尿器科処置で用いる体位です。下部内視鏡も通常は左側臥位で挿入を開始します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成