アルコール依存症について正しいのはどれか。
アルコール依存症について正しいのはどれか。
- ⑴ 肝障害になることはない。長期の多量飲酒は脂肪肝や肝硬変などの肝障害を引き起こします。
- ⑵ 離脱症状は飲酒を止めて1週後に現れる。離脱症状は飲酒を止めて数時間から2日程度で現れ、1週後ではありません。
- ⑶ 一度断酒が成功すれば繰り返すことはない。再飲酒は起こりやすく、断酒の継続には長期にわたる支援と自助グループの活用が必要です。
- ⑷ イネイブラーの存在によって本人の飲酒の状況が維持される。周囲が困りごとを肩代わりすることで飲酒が続く状態が保たれ、これをイネイブリングといいます。
解説
正解は⑷です。イネイブラーとは、本人の飲酒による困りごとを家族などが肩代わりしてしまい、結果として本人が飲酒を続けられる状態を支えてしまう人を指します。借金の返済や職場への欠勤連絡を代わりに行うことがその例で、支援では家族自身への働きかけも必要になります。アルコール依存症は肝障害を伴いやすく、離脱症状は断酒後数時間から現れ、再飲酒も起こりやすい疾患です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成